“よッつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四歳37.5%
四才12.5%
四百両12.5%
寄付12.5%
寄着12.5%
寄附12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしには兄弟も親類もございませんゆえ、たれあって育てる者もないところから、店受たなうけ安兵衞やすべえさんに引取られ、四歳よッつの時から養育を受けまして、只今では叔父分となり
お暇を取りに使いを頼んで遣りましたので、お内儀かみさん毎度申しまする通り、あれ四才よッつの時に母親おふくろなくなりましたが、乳呑ちのみ盛りでございますから、わたくしが梨を両方の籠へ入れるのを
碌々気休め一つ云いまへんが、あの客を取留とりとめれば三百両みッつ四百両よッつの才覚は出来ますから、そうしてお金を拵え、三百両みッつだけ主に上げるから、身の立つようにして呉んなまし
そりゃうございますが、彼奴等あいつら人を狂人きちがいにしやあがってさ、寄付よッつきゃしませんでした、男ごかしだの、たてごかしだのは幾らもあるんだけれど、狂人ごかしは私あはじめてなんで
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こうひしひしと寄着よッつかれちゃ、弱いものには我慢が出来ない。ふちに臨んで、がけの上に瞰下みおろして踏留ふみとどまる胆玉きもだまのないものは、いっその思い、真逆まっさかさまに飛込みます。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あによめというのが、ぞろりとして何にもしやしませんやね。またちょっとふめるんだわ。そりゃお稲ちゃんのそばへは寄附よッつけもしませんけれども。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)