“よつつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四歳85.7%
四才14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あんたの四歳よつつの時に死んだお父つあんはなア、……」と、母が泣き顏をして言ひかけては、後を止めてしまつた言葉の破片かけらが殘りなく拾はれたやうな氣がした。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
私の物心ついた頃、既に高田家に老人としよりが無かつた。私の家にもなかつた。かすかに記憶えてゐる所によれば、私が四歳よつつの年に祖父おぢいさんが死んで、狭くもない家一杯に村の人達が来た。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
或日の如きは、夫人は四才よつつ五才いつつばかりの男の子を連れて來た。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)