“水無瀬”の読み方と例文
読み方割合
みなせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水無瀬みなせの離宮の風流の御遊びがいと盛んであった際には、古来の歌道のかきもとに対立して、新たにくりもとというたわれ歌の一団が生まれた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その間にも頻々ひんぴんと仙洞や水無瀬みなせの離宮などで歌合が行われるようになって、歌人たちがはじめて世にるの思いをしたことは、既に知っておられる通りである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
もう是れまで来れば宜いと思うと益々雪の降る気候に向って、く事も出来ませんから、人知れず千島村ちしまむらという処へ参って、水無瀬みなせの神社の片傍かたほとり隠家かくれがに身を潜め
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)