“水無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなし50.0%
ミナシ20.0%
みづな10.0%
みな10.0%
みなの10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛騨ひだ水無みなし神社宮司ぐうじを拝命すると間もなく、十一月十七日の行幸の朝に神田橋外まで御通輦ごつうれんを拝しに行くと言って、浅草左衛門町さえもんちょうを出たぎりだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ヒダの一の宮を水無ミナシ神社という。一の宮だが現社格は近代まで県社ぐらいの低いものだったらしく、祭神が今もハッキリとしない。
著者ちよしや大正十二年たいしようじゆうにねん關東大地震かんとうだいぢしんさい東京帝國大學内とうきようていこくだいがくない地震學教室ぢしんがくきようしつにあつて、水無みづなしに消防しようぼう從事じゆうじしたくるしい經驗けいけんゆうしてゐるが、みづ用意よういがあつての消防しようぼう比較ひかくしてその難易なんいくことは
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いまかんを通じたばかりの女の首が、ドサリ、血を噴いて、畳を打った。播磨大掾はりまだいじょう水無みな井戸いどの一刀はもう腰へかえっている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この山は人間がなじみ易い山だった。水無みなの川を越えて山腹にかけ山民の部落があった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)