“難易”の読み方と例文
読み方割合
なんい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し、若し犯罪の軽重よりも、発覚の難易なんいを目安にして考えたならば、場合によっては(例えば蕗屋の場合の如きは)寧ろ窃盗の方が危い仕事なのだ。
心理試験 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そして、四国攻略の難易なんいは、まだたれにも見通しもつかず、もし秀長秀次の力に及ばなければ、秀吉自身の渡海すらあろう——といわれていた直後である。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
著者ちよしや大正十二年たいしようじゆうにねん關東大地震かんとうだいぢしんさい東京帝國大學内とうきようていこくだいがくない地震學教室ぢしんがくきようしつにあつて、水無みづなしに消防しようぼう從事じゆうじしたくるしい經驗けいけんゆうしてゐるが、みづ用意よういがあつての消防しようぼう比較ひかくしてその難易なんいくことは
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)