水無ミナシ)” の例文
ヒダの一の宮を水無ミナシ神社という。一の宮だが現社格は近代まで県社ぐらいの低いものだったらしく、祭神が今もハッキリとしない。
此は数个のアザから一所に練り込むと言ふ風習が出来る以前の形を思はせるものであつて、元は水無ミナシ神社に行はれた、八朔頃のたのむの神事であつたのではなからうか。
これが昔から大そうヤッカイな神様で、信濃の水内ミノチの神と同じものだろうという説が多い。水無ミナシ水内ミノチだと云う。
水無ミナシ身無ミナシで、その墓に屍体がないという意にも解せられないことはない。