“號衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウニフオルメ50.0%
しるし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人々は謝肉祭カルナワレの頃假粧けはひして街頭を彷徨さまよひたりしが、こゝにさへ假粧して集ひしこそ可笑しけれ。推するにその打扮いでたちは軍隊の號衣ウニフオルメに擬したるものならん。
美しき少女達は、燃ゆる如きなざしして、我を仰ぎるなり。わがかほばせは醜からず。われには號衣ウニフオルメよく似合ひたり。此街の暗きことよ、汝は我號衣を見ること能はざるべし。
法皇の禁軍まもりのつはもの號衣しるしを着たる、わかく美しき士官は我手を握りぬ。人々さま/″\の事を問ふに、我は臆することなく答へつ。その詞に、人々或は譽めそやし、或は高く笑ひぬ。