“ウニフオルメ”の漢字の書き方と例文
語句割合
號衣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人々は謝肉祭カルナワレの頃假粧けはひして街頭を彷徨さまよひたりしが、こゝにさへ假粧して集ひしこそ可笑しけれ。推するにその打扮いでたちは軍隊の號衣ウニフオルメに擬したるものならん。
美しき少女達は、燃ゆる如きなざしして、我を仰ぎるなり。わがかほばせは醜からず。われには號衣ウニフオルメよく似合ひたり。此街の暗きことよ、汝は我號衣を見ること能はざるべし。
英吉利人のかゝる習をなしゝは、美しき號衣ウニフオルメき座席を得しむる利益を知りたるためなるべし。我傍よりは笑を抑ふる聲洩れたり。されどわがそを可笑しと見しは、唯だ一瞬間なりき。