“號砲”の読み方と例文
新字:号砲
読み方割合
どん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すご/\と勝手に立てば正午の號砲どんの音たかく、かゝる折ふし殊更胸にひゞくものなり。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うらめしきは御新造ごしんぞとおみね口惜くちをしさにものはれず、常〻つね/″\をとなしき理屈りくつづめにやりこめすべもなくて、すご/\と勝手かつててば正午しようご號砲どんおとたかく、かゝるをりふし殊更ことさらむねにひゞくものなり。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)