“符丁”の読み方と例文
読み方割合
ふちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると、斎藤は何やら話しだしましたが、符丁ふちょうのような言葉づかいで、何を言っているのかさらに分かりませんでした。
髭の謎 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
つまり私が月給を拾五円なら拾五円取ると、拾五円がた人のために尽しているという訳で取りも直さずその拾五円が私の人に対して為し得る仕事の分量を示す符丁ふちょうになっています。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)