“符水”の読み方と例文
読み方割合
ふすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、癒らぬ者は、張角自身が行って、大喝だいかつじゅとなえ、病魔を家から追うと称して、符水ふすいの法を施した。それで起きない病人はほとんどなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこには売卜者えきしゃや物売る人達が店を並べていた。その人びとの間に交って一人の道人が薬を売り符水ふすいを施していた。道人は許宣の顔を見ると驚いて叫んだ。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
符水ふすいを参詣人の一人にやろうとしていた道人はびっくりして顔をあげた。そして、白娘子の顔をじっと見た。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)