なづ)” の例文
旧字:
『藤原温泉記行』の著者が「布引山より大烏帽子山へ掛る処に雪の絶ざるところ有と、土人万年雪となづく。外にもヶ様の処ありといふ」
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
身請して女房にょうぼとなし松山のいえを立てさせくれと今際いまわの頼み其の場はのがれ去り其のきん五百円にてお久を身受致みうけいたし夫婦と相成候それ故に苗字をとって松山園となづけ居りしが昨夜親子の困難を
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
また寛永十八年に今の朱雀野へ移さる、島原となづくることは、その昔、肥前の島原に天草四郎といふもの一揆を起し動乱に及ぶ時、この里も此処ここに移され騒がしかりければ、世の人、島原と異名を