“ナノ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:なの
語句割合
50.0%
名乗25.0%
名告25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カノ秀起ホダたる浪の穂の上に、八尋殿やひろどのてゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、これ子女ムスメぞ。」答へて曰はく、「大山祇おおやまつみ神の女等、磐長いわなが姫とナノり、オトは、木華開耶このはなさくや姫とナノる。」……(日本紀一書)
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
木下、名乗ナノカケ名乗リカケ、勝助ガ首ヲ取ツテ、筑前守ヘ見参ニ入ル。比類ナキ働キ哉ト、諸陣申合ヘリ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
託宣の一分流として「名告ナノり」が出た。即、相手の精霊に物を言はせる。草木が、物を言はない時代が続いたが、遠い処から来た神の力で、物を言ふ様になつた。
万葉集の解題 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)