)” の例文
旧字:
虎の児を善搏とづけ生長する内、母獣ふたつながら病んで臨終に両児を戒め、汝らは同じ乳を吸うて大きくなったから同胞に等し
その例は『日本書紀』の「神代巻」出雲の条に、「やつかれれ国つ神、脚摩乳あしなずち我妻号わがつまのな手摩乳てなずち云々」。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
妻は病牀にし児はうえくとうたった梅田雲浜うめだうんぴんの貧乏は一通りのものではなかった。
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)
かく蛇を霊怪ふしぎ視したなるミヅチを、十二支のに当て略してミと呼んだは同じく十二支のをネズミの略ネ、ぼうを兎の略ウで呼ぶに等し。
またいわく月湖辺つきのうみべに群兎住み兎の王を葬王ヴィガヤダソタづく。象群多くの兎を踏み殺せしを憤り兎王象王に月諸象をにくめりと告ぐ。
さてその分身たる河童小僧が、ミヅシ、メドチ、シンツチ等のを保続して肛門をうかごうたり、町婦を姙ませたり、荷馬を弱らせたりし居ると判る。
公、大いに悔いて犬のために大きな碑を立て、これを埋めた地を犬の名に基づいてゲラートとづけたそうだ。
はやく論じた通り、上古の野椎ミツチなど、蛇の尊称らしきより推せば、足名椎手名椎は蛇の手足なきをとしたので、この蛇神夫妻の女を悪蛇が奪いに来た。
脇と腹は肉色であるいは青を帯びたる所がヨンストンのいわゆるその身全く青く脇と腹赤を帯ぶに合いいる、ローマのプリニウス等かかるゴカイを海蜈蚣スコロベントラ・マリナづけ
アルメニアのアララット山の氷雪中に衆紅中の最紅花、茎のみありて葉なきが咲くトルコ人これを七兄弟の血とづく(マルチネンゴ・ツェザレスコ『民謡研究論エッセイス・イン・ゼ・スタジー・オヴ・フォーク・ソングス』五七頁)
八文字屋本はちもんじやぼんなどに吉原遊廓を北洲とづけいるはこの訳で、最も楽しい所の意味だろう。
支那で倀鬼ちょうきづけて虎に食われた人の霊が虎に附き添い人を導いて人を殺させ、また新しい死人の衣を解くと信じ、インドにもこの話あり(『日本及日本人』一月号二三二頁)。
かく種々の天象を竜とし竜とづけた後考うると、誠に竜はこれらの天象を蛇とし畏敬せしより起ったようだが、何故なぜ雲雨暴風等を特に蛇に比したかと問われて、蛇は蚯蚓みみず、鰻等より多く
公孫瓚こうそんさん辺警を聞くごとに、すなわち色をはげしくし気を作して、讎に赴くがごとし、かつて白馬に乗り、また白馬数十匹をえらび、騎射の士を選ぶ、づけて白馬義従とす、以て左右翼と為して
馬は浮流草をこのめばとて浮流草を与えしも、馬ただ涙を垂れて法を聴くのみ、少しも草を食う意なき様子、天下すなわちその不世出の比丘たるを知り、馬がその恩を解したから馬鳴めみょう菩薩とづけ
諸竜形をえ牝馬と交合し、ついに竜駒を生む、𢤱悷にして馭し難く、竜駒の子はじめてすなわち駕に馴る、この国多く善馬出る所以なり、諸先志に聞きて曰く、近き代に王ありづけて金花という