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号
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な
ふりがな文庫
“
号
(
な
)” の例文
旧字:
號
虎の児を善搏と
号
(
な
)
づけ生長する内、母獣
両
(
ふたつ
)
ながら病んで臨終に両児を戒め、汝らは同じ乳を吸うて大きくなったから同胞に等し
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その例は『日本書紀』の「神代巻」出雲の条に、「
吾
(
やつかれ
)
は
是
(
こ
)
れ国つ神、
号
(
な
)
は
脚摩乳
(
あしなずち
)
、
我妻号
(
わがつまのな
)
は
手摩乳
(
てなずち
)
云々」。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
妻は病牀に
臥
(
ふ
)
し児は
飢
(
うえ
)
に
号
(
な
)
くと
詠
(
うた
)
った
梅田雲浜
(
うめだうんぴん
)
の貧乏は一通りのものではなかった。
志士と経済
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
かく蛇を
霊怪
(
ふしぎ
)
視した
号
(
な
)
なるミヅチを、十二支の
巳
(
し
)
に当て略してミと呼んだは同じく十二支の
子
(
し
)
をネズミの略ネ、
卯
(
ぼう
)
を兎の略ウで呼ぶに等し。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
またいわく
月湖辺
(
つきのうみべ
)
に群兎住み兎の王を
葬王
(
ヴィガヤダソタ
)
と
号
(
な
)
づく。象群多くの兎を踏み殺せしを憤り兎王象王に月諸象を
悪
(
にく
)
めりと告ぐ。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
さてその分身たる河童小僧が、ミヅシ、メドチ、シンツチ等の
号
(
な
)
を保続して肛門を
覘
(
うかご
)
うたり、町婦を姙ませたり、荷馬を弱らせたりし居ると判る。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
公、大いに悔いて犬のために大きな碑を立て、これを埋めた地を犬の名に基づいてゲラートと
号
(
な
)
づけたそうだ。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
既
(
はや
)
く論じた通り、上古の野椎ミツチなど、蛇の尊称らしきより推せば、足名椎手名椎は蛇の手足なきを
号
(
な
)
としたので、この蛇神夫妻の女を悪蛇が奪いに来た。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
脇と腹は肉色であるいは青を帯びたる所がヨンストンのいわゆるその身全く青く脇と腹赤を帯ぶに合いいる、ローマのプリニウス等かかるゴカイを
海蜈蚣
(
スコロベントラ・マリナ
)
と
号
(
な
)
づけ
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
アルメニアのアララット山の氷雪中に衆紅中の最紅花、茎のみありて葉なきが咲くトルコ人これを七兄弟の血と
号
(
な
)
づく(マルチネンゴ・ツェザレスコ『
民謡研究論
(
エッセイス・イン・ゼ・スタジー・オヴ・フォーク・ソングス
)
』五七頁)
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
八文字屋本
(
はちもんじやぼん
)
などに吉原遊廓を北洲と
号
(
な
)
づけいるはこの訳で、最も楽しい所の意味だろう。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
支那で
倀鬼
(
ちょうき
)
と
号
(
な
)
づけて虎に食われた人の霊が虎に附き添い人を導いて人を殺させ、また新しい死人の衣を解くと信じ、インドにもこの話あり(『日本及日本人』一月号二三二頁)。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
かく種々の天象を竜とし竜と
号
(
な
)
づけた後考うると、誠に竜はこれらの天象を蛇とし畏敬せしより起ったようだが、
何故
(
なぜ
)
雲雨暴風等を特に蛇に比したかと問われて、蛇は
蚯蚓
(
みみず
)
、鰻等より多く
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
〈
公孫瓚
(
こうそんさん
)
辺警を聞くごとに、すなわち色を
厲
(
はげし
)
くし気を作して、讎に赴くがごとし、かつて白馬に乗り、また白馬数十匹を
揀
(
えら
)
び、騎射の士を選ぶ、
号
(
な
)
づけて白馬義従と
為
(
な
)
す、以て左右翼と為して
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
馬は浮流草を
嗜
(
この
)
めばとて浮流草を与えしも、馬ただ涙を垂れて法を聴くのみ、少しも草を食う意なき様子、天下すなわちその不世出の比丘たるを知り、馬がその恩を解したから
馬鳴
(
めみょう
)
菩薩と
号
(
な
)
づけ
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
諸竜形を
易
(
か
)
え牝馬と交合し、ついに竜駒を生む、𢤱悷にして馭し難く、竜駒の子はじめてすなわち駕に馴る、この国多く善馬出る所以なり、諸先志に聞きて曰く、近き代に王あり
号
(
な
)
づけて金花という
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
号
常用漢字
小3
部首:⼝
5画
“号”を含む語句
信号
号笛
怒号
符号
暗号
家号
御名号
記号
号泣
綽号
号砲
口号
信号燈
番号
哀号
雅号
俳号
屋号
救難信号
戯号
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