“其国”のいろいろな読み方と例文
旧字:其國
読み方割合
そのくに50.0%
そこ25.0%
それ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左伝に(隠公八年)平地へいちしやくみつるを大雪とえたるは其国そのくに暖地だんちなれば也。たう韓愈かんゆが雪を豊年ほうねん嘉瑞かずゐといひしも暖国だんこくろん也。されど唐土もろこしにも寒国は八月雪ふる五雑組ござつそに見えたり。
むかしむかし棄老国とばれたる国ありて、其国そこに住めるものは、自己おの父母ちちははの老い衰へて物の役にも立たずなれば、老人としよりは国の費えなりとて遠き山の奥野の末なんどに駆りつるを恒例つねとし
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いや日本という国があるそうだが其国それがなかなか強くって、とうとうペキンを取ってしまったとか、またシナは饑饉ききんでもって何にも喰物くいものが無くなったから人が人を殺して喰って居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)