“うかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
11.1%
11.1%
5.6%
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体、何家どこを捜す? いやさ捜さずともだが、仮にだ。いやさ、しちくどう云う事はない、何で俺が門をうかごうた。唐突だしぬけに窓をのぞいたんだい。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その弟子がぬすみ聴いてその咒をおぼえて、道士の留守をうかごうて鬼をんだ。鬼は現われて水をき始めた。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
壮士は上段の刀を振りかぶったなりで、しきりに気合と恫喝とを試みて竜之助の陣形をうかごうているが、その静かなること林の如く、冷やかなること水の如しです。打ち込んだら、こっちのどこかへ来る。
唐の陳蔵器ちんぞうき説に風狸邕州ようしゅう以南に生じ、兎に似て短く、高樹上に棲息し、風をうかごうて吹かれて他樹に至りその果を食う。その尿乳のごとく甚だ得がたし、諸風を治すと。
さてその分身たる河童小僧が、ミヅシ、メドチ、シンツチ等のを保続して肛門をうかごうたり、町婦を姙ませたり、荷馬を弱らせたりし居ると判る。