“うかがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
44.4%
窺視11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこののち大名方婚礼などこれ有り、高金のあつらい物これ有れども、うかがいの上調達致すべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
此方こなたは生きたる心地もなくしげりし草むらの間にもぐり込み、様子如何いかにうかがいをり候処、一人のさむらい無理りに年頃の娘を引連れ参り、すきを見て逃出にげださむとするを草の上に引据ひきす
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうして身動き一つ出来ず、微睡まどろむことも出来ないままに、離れ離れになってもだえている私たち二人の心を、窺視うかがいに来るかのように物怖ろしいのでした。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)