“伺(うかがい)” の例文
内は大里(だいり)でございます。少佐殿におなりになって、こちらへお出(いで)だということを聞きましたので、御機嫌伺(うかがい)に参りました。
鶏 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もしこののち大名方婚礼などこれ有り、高金のあつらい物これ有れども、伺(うかがい)の上調達致すべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
なほ又新年に相成候はゞ、不調法の詠草伺(うかがい)申上度、よろしくねがひ上まゐらせ候。めで度かしく
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
巣を見るばかりで、その祟(たた)りは、と内証(ないしょ)で声をひそめて、老巫女(おいみこ)に伺(うかがい)を立てた。されば、明神様の思召(おぼしめ)しは、鉄砲は避(よ)けもされる。また眷属(けんぞく)が怪我(けが)に打たれまいものではない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)