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窺
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うかがい
ふりがな文庫
“
窺
(
うかがい
)” の例文
碑の背面に
食人之
(
ひとのしょくを
)
食者
(
はむものは
)
死人之事
(
ひとのことにしす
)
の九字を大書して
榎本武揚
(
えのもとたけあき
)
と記し、公衆の観に任して
憚
(
はばか
)
るところなきを見れば、その心事の
大概
(
たいがい
)
は
窺
(
うかがい
)
知
(
し
)
るに
足
(
た
)
るべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
此方
(
こなた
)
は生きたる心地もなく
繁
(
しげ
)
りし草むらの間にもぐり込み、様子
如何
(
いかに
)
と
窺
(
うかがい
)
をり候処、一人の
侍
(
さむらい
)
無理
遣
(
や
)
りに年頃の娘を引連れ参り、
隙
(
すき
)
を見て
逃出
(
にげだ
)
さむとするを草の上に
引据
(
ひきす
)
ゑ
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
吾人
(
ごじん
)
はこれら歌麿の一枚摺によりて
始
(
はじめ
)
て日本の婦女の最も
窺
(
うかがい
)
がたき日常の姿を
窺得
(
うかがいう
)
るなり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
わたくしは此のたびの草稿に於ては、明治年間の東京を説くに際して、寡聞の及ぶかぎり成るべく当時の人の文を引用し、之に因って其時代の世相を
窺
(
うかがい
)
知らしめん事を欲しているのである。
上野
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
窺
漢検準1級
部首:⽳
16画
“窺”を含む語句
窺知
窺見
窺視
差窺
窺窬
窺伺
窺寄
窺得
窺測
窺覗
窺込
管窺
自能窺宋玉