トップ
>
覘
>
うかゞ
ふりがな文庫
“
覘
(
うかゞ
)” の例文
右京殿が御下城の折に駕籠訴を致しましたのは、料理店立花屋源太郎でございます。さて源太郎は隙を
覘
(
うかゞ
)
って
右手
(
めて
)
に願書を捧げ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何を訊いてもハキハキとは物を言はず、赤い
袂
(
たもと
)
をいぢつて、上眼遣ひに平次の顏色を
覘
(
うかゞ
)
つて居ります。
銭形平次捕物控:208 青銭と鍵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
里
(
さと
)
かたにも
彼
(
あ
)
の
家
(
いゑ
)
にて
成
(
な
)
るよし、
年
(
とし
)
は十一、
容貌
(
きりよう
)
はよいさうなと
言
(
い
)
ふに、
奧
(
おく
)
さま
顏
(
かほ
)
をあげて
旦那
(
だんな
)
の
面樣
(
おもやう
)
いかにと
覘
(
うかゞ
)
ひしが、
成程
(
なるほど
)
それは
宜
(
よ
)
い
思
(
おぼ
)
し
召
(
めし
)
より、
私
(
わたし
)
にかれこれは
御座
(
ござ
)
りませぬ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
決して正眼だの中段などという事はない、唯双方相上段に振上げて斬ろう/\と云う心で
隙
(
すき
)
を
覘
(
うかゞ
)
う、水司又市も
眼
(
まなこ
)
は血走って、此の
小娘
(
こあま
)
只一
撃
(
うち
)
と思いましたが、一心
凝
(
こ
)
った孝女の
太刀筋
(
たちすじ
)
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
覘
漢検1級
部首:⾒
12画
“覘”を含む語句
差覘
明巣覘
絵覘
覘眼鏡
附覘