“つつさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃先58.3%
筒先16.7%
銃口12.5%
砲先8.3%
銃端4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
撃ち倒したというわけなんだ。おれがこうして押さえているから、紀久ちゃんは蔦の傷口に銃先つつさきをつけて撃ってくれ
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
この上は問題の尾白を見つけ次第に、自分の筒先つつさきで撃ち留めるよりほかはなかった。自分の腕ならば、おそらく仕損じはあるまいという自信もあった。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
若い農夫は樹の陰から、五匁玉ごもんめだまめた銃口つつさきを馬車の上に向けた。彼の心臓は絶え間なく激しい動悸どうきを続けていた。
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「町へ行くだ。」と彼は、私の銃の砲先つつさきを見ていたが
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
手をのばせば銃端つつさきが届きそうなところに来て立ち止まった。草藪の陰でそのからだはよく見えないが角ばかりを見たところで非常な大鹿らしい。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)