“じゅうこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃口54.5%
重厚27.3%
柔行9.1%
銃孔9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのすきに、忍剣のうしろに身ぢかくせまって、片膝かたひざおりに、種子島たねがしま銃口じゅうこうをねらいつけた者がある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このとき廊下をへだてた向いの暗い室の扉が、音もなく細目に開いて、その中から一挺いっちょうの太い銃口じゅうこうがヌッと顔を出した。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、重厚じゅうこうなよろい武者の部隊が、泣きさけぶ女たちを突きもどし、その中の部将らしい者が、
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男もこの点まで思慮しりょが進むと、先きに述べたる宗教のおしうる趣旨にかのうてきて、深沈しんちん重厚じゅうこう磊落らいらく雄豪ゆうごうしつとの撞着どうちゃくが消えてくる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
名はしんあざな柔行じゅうこう、また直卿ちょくけい霧渓むけいと号した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
銃孔じゅうこうは星の如きを、ななめ古畳ふるだたみの上に差置さしおいたが、う聞くうちに、其の鳥打帽とりうちぼう掻取かきとると
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
最早、天地、ところへだつたやうだから、其のまゝ、銃孔じゅうこうを高くキラリとり上げた、星ひとツ寒く輝く下に、みちも迷はず、よるになり行く狭霧さぎりの中を、台場だいばに抜けると点燈頃ひともしごろ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)