トップ
>
銃口
>
じゅうこう
ふりがな文庫
“
銃口
(
じゅうこう
)” の例文
白木は窓のところに立ち、カーテンの蔭から、例のステッキに似せた軽機銃の
銃口
(
じゅうこう
)
を
窓外
(
そうがい
)
にさし向けたまま、石のように硬くなっていた。
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
今にも、あの人間
豹
(
ひょう
)
の息子を彼の密室にさしむけて、弘子同様の目にあわせるか、
或
(
ある
)
いは老人の
銃口
(
じゅうこう
)
が、覗き穴から首を出して、彼を
狙
(
ねら
)
いうちにするか。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そのすきに、忍剣のうしろに身ぢかくせまって、
片膝
(
かたひざ
)
おりに、
種子島
(
たねがしま
)
の
銃口
(
じゅうこう
)
をねらいつけた者がある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一同はすぐ
銃口
(
じゅうこう
)
をむけて身がまえた、そのなかに富士男とドノバンはまっすぐに声のほうをさして進んだ。と見ると、そこはかつてサービスが木の枝をむすんでかくしておいた、穴のほとりであった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
それをきいていた一等運転士は、こころのなかにむっとして、ポケットからピストルをぬきだすと、正太をめがけて、今にも
銃口
(
じゅうこう
)
をむけそうな気配を示した。
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
警官は
怪訝
(
けげん
)
な顔をして、
傍
(
そば
)
によってきた。このとき廊下を
距
(
へだ
)
てた向いの暗い室の扉が、音もなく細目に開いて、その中から
一挺
(
いっちょう
)
の太い
銃口
(
じゅうこう
)
がヌッと顔を出した。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
後部車掌は
真青
(
まっさお
)
な顔をして、握ったピストルの
慄
(
ふる
)
える
銃口
(
じゅうこう
)
で指し示した。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“銃口”の意味
《名詞》
銃口(じゅうこう)
銃の弾丸が出る筒先の部分。
(出典:Wiktionary)
銃
常用漢字
中学
部首:⾦
14画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“銃”で始まる語句
銃
銃丸
銃先
銃音
銃剣
銃声
銃猟
銃弾
銃身
銃眼