“すぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃口42.9%
巣口28.6%
洲口14.3%
筒口14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(雁は不時にはきたらず、くべき時あり、しもにいふべし)雁を見ればかの穴より銕炮てつはう銃口すぐちをいだしてうつ也、かくするを里言りげんにゆきんだうといふ、ゆきだう也。
そして、鉄砲の巣口すぐちの方をつかんで、左右の手に一挺ずつ水平に上げて
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は六歳になった筆者を背中に乗せて水泳を試み、那珂なか川の洲口すぐちを泳ぎ渡って向うの石の突堤に取着き、直ぐに引返して又モトの砂浜に上った。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中々きかん気のおやじで、鉄砲の筒口すぐちを押し握ってそっと破れ障子を開けると、此方こちらはこそ/\荷拵にごしらえを致して居るところへ這入って来ましたから、さとられまいと荷を脇へ片付けながら
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)