“筒先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つつさき80.0%
つゝさき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、にんじんは、本能的に、もう一歩前へ踏み出し、銃を肩につけ、筒先つつさきを押しつけるようにして、ぶっ放した。灰色のたまは、地べたへめり込んだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
この上は問題の尾白を見つけ次第に、自分の筒先つつさきで撃ち留めるよりほかはなかった。自分の腕ならば、おそらく仕損じはあるまいという自信もあった。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
猛狒ゴリラいかつて刀身たうしん双手もろてにぎると、水兵すいへいいらだつてその胸先むなさき蹴上けあげる、この大奮鬪だいふんとう最中さいちう沈着ちんちやくなる海軍士官かいぐんしくわんしづかにすゝつて、二連銃にれんじう筒先つゝさき猛狒ゴリラ心臟しんぞうねらふよとえしが、たちまきこゆる一發いつぱつ銃聲じうせい