“花頂山”の読み方と例文
読み方割合
かちょうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花頂山かちょうざんのいただきも、粟田山も、如意ヶ岳も、三十六峰はから織女おりめった天平錦てんぴょうにしきのように紅葉もみじが照り映えていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歌の中山や、清水きよみずの丘や、花頂山かちょうざんの峰々に抱かれて、そこは、京の町を見下ろした静かな盆地になっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春が近いといっても、まだ花頂山かちょうざんから落ちてくる風は、蕭々しょうしょうと、この野を霜にするかと思われた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)