“マローズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厳冬40.0%
厳寒40.0%
酷寒20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厳冬マローズに雪を凍らしている見張所のキノコ屋根。ホテル・パッサージの入口と建築場の入口とが、ひろくない道をはさんで斜めに向きあっていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
窓外はまだ零下十五度の厳寒マローズである。凍った雪あかりが室内の白い壁にチラチラしている。
亡くなつた老母がまだ存命ちゆうの頃のことでな——戸外そとでは酷寒マローズがぴしぴしと音を立てて、自宅うちの狭い窓をこちこちに凍てつけるやうな冬の夜長の頃