“げんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幻燈51.6%
舷燈19.4%
原頭16.1%
厳冬6.5%
玄冬3.2%
舷灯3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごとごとごとごと汽車はきらびやかな燐光りんこうの川のきしすすみました。こうの方のまどを見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
けつしておろかなる船長せんちやうふがごとき、怨靈おんれうとかうみ怪物ばけものとかいふやう得可うべからざるものひかりではなく、りよくこう兩燈りようとうたしかふね舷燈げんとう
野崎の原頭げんとう、四条畷には群像の如き三十余騎の姿が、敵軍に遠く囲まれながら茫然として立ちすくんで居る。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ミルトンのたからかにぎんじたところ饑渇きかつなか々にしがたくカントの哲学てつがくおもひひそめたとて厳冬げんとう単衣たんいつひしのぎがたし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
玄冬げんとうの候、富士山巓ふじさんてんの光景は、果して如何いかなるものなるべきや。
二人のすう二つの大きな葉巻シガーが舟の中で紅色の舷灯げんとうのように燃えた。師父ブラウンはその葉巻シガーをちょっと口から取ってこう云った。