“うつしえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幻燈33.3%
映画33.3%
映絵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫の幕、くれないの旗、空の色の青く晴れたる、草木の色の緑なる、ただうつくしきもののいやが上に重なり合ひ、打混うちこんじて、たとへばおおいなる幻燈うつしえ花輪車かりんしゃの輪を造りて、はげしく舞出で、舞込むが見え候のみ。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こうして育ったのであろうと、あたかも前世紀のきた映画うつしえに接するがごとく感じたのである。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私は形に出る……この運命の映絵うつしえに誘われていま不思議な処へ来た——ここで一生を終るのではないか、死ぬのかも知れない。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)