“えいぐわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
榮華41.7%
栄花16.7%
栄華16.7%
映画8.3%
映畫8.3%
榮花8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ、したじめよ、おびよ、えてまたひかかげむなり。きみはだたしかゆき。ソロモンと榮華えいぐわきそへりとか、白百合しらゆりはなづべきかないなはぢらへるは夫人ふじんなり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
千曲川ちくまがは沿岸の民情、風俗、武士道と仏教とがところ/″\に遺した中世の古蹟、信越線の鉄道に伴ふ山上の都会の盛衰、昔の北国街道の栄花えいぐわ、今の死駅の零落——およそ信濃路のさま/″\
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
下る時、億年おくねん栄華えいぐわは滅ぶ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
口紅くちべにだけはすこくしてゐるが、白粉おしろいはつけてゐるのかないのかわからぬほどの薄化粧うすげしやうなので、公園こうゑん映画えいぐわ堅気かたぎわか女達をんなたちよりも、かへつてジミなくらい。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
いつしかと眼にえぬべきかなしみの映畫えいぐわなれども
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
榮花えいぐわにしたしむすめにも綺羅きらかざらせてれも安心あんしん樂隱居らくいんきよねがはくは家運長久かうんちやうきうなれ子孫しそん繁昌はんじやうなれ兎角とかくうへ凶事きようじあらせじとの親心おやごゝろひきかへしねがひもさかさまながら今日けふ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)