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榮華
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えいぐわ
ふりがな文庫
“
榮華
(
えいぐわ
)” の例文
新字:
栄華
ある
時
(
とき
)
はひそかに
過
(
す
)
ぎた
春
(
はる
)
を
回顧
(
くわいこ
)
して、あれが
己
(
おれ
)
の
榮華
(
えいぐわ
)
の
頂點
(
ちやうてん
)
だつたんだと、
始
(
はじ
)
めて
醒
(
さ
)
めた
眼
(
め
)
に
遠
(
とほ
)
い
霞
(
かすみ
)
を
眺
(
なが
)
める
事
(
こと
)
もあつた。
愈
(
いよ/\
)
苦
(
くる
)
しくなつた
時
(
とき
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
あゝ、
下
(
した
)
じめよ、
帶
(
おび
)
よ、
消
(
き
)
えて
又
(
また
)
光
(
ひか
)
る
影
(
かげ
)
、
乳
(
ち
)
に
沁
(
し
)
むなり。
此
(
こ
)
の
君
(
きみ
)
、
其
(
そ
)
の
肌
(
はだ
)
、
確
(
たしか
)
に
雪
(
ゆき
)
。ソロモンと
榮華
(
えいぐわ
)
を
競
(
きそ
)
へりとか、
白百合
(
しらゆり
)
の
花
(
はな
)
も
恥
(
は
)
づべき
哉
(
かな
)
。
否
(
いな
)
、
恥
(
はぢ
)
らへるは
夫人
(
ふじん
)
なり。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
丁度お前が
浮世
(
うきよ
)
の
榮華
(
えいぐわ
)
に
憬
(
あこがれ
)
てゐるやうに、俺は智識慾に
渇
(
かつ
)
してゐる………だから社交も
嫌
(
いや
)
なら、芝居見物も嫌さ。家を
賑
(
にぎやか
)
にしろといふのは、
何
(
なに
)
も人を寄せてキヤツ/\と
謂
(
い
)
ツてゐろといふのぢやない。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
亡恩に
榮華
(
えいぐわ
)
は盡きむ、
里鴉
(
さとがらす
)
畠
(
はた
)
をあらさむ
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
今日迄
看病
(
かんびやう
)
疎
(
おろ
)
そかならねば
爭
(
いか
)
で天道
憐
(
あはれ
)
まさらん今こそ斯あれ後々は必ず
榮華
(
えいぐわ
)
の身とならんと我が叔母女房の
噂
(
うはさ
)
とは夢にも知らずいたりける此ぞ傳吉が叔母お早が事にして此はお早親子も
深
(
ふか
)
く
隱
(
かく
)
しける故傳吉は知らざりし
偖
(
さて
)
何かなと
考
(
かんが
)
へしが先に拾ひし
鼈甲
(
べつかふ
)
の
櫛
(
くし
)
こそ好けれと取り出し是は我等が
山間
(
やまあひ
)
にて※らず拾ひし品なる
故
(
ゆゑ
)
之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
榮
部首:⽊
14画
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
“榮”で始まる語句
榮
榮耀
榮螺
榮枯
榮譽
榮喜
榮燿
榮花
榮光
榮子