“原頭”の読み方と例文
読み方割合
げんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうだ、今自分の立つて居る處は、慥かに『原頭げんとう』である。自分はまだ、一分も、一厘も、此大問題の解決に歩を進めて居らぬのだ。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
野崎の原頭げんとう、四条畷には群像の如き三十余騎の姿が、敵軍に遠く囲まれながら茫然として立ちすくんで居る。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼等は、毒瓦斯どくガスたちこめる原頭げんとうに立って、いささかもひるむところなく、例の大きな機械の組立を急いだ。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)