“げんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玄関91.7%
厳寒3.3%
元監1.7%
嚴寒1.7%
阮咸1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度ちょうど、六時十五分前に一台の人力車じんりきしゃがすうっと西洋軒せいようけん玄関げんかんにとまりました。みんなはそれ来たっと玄関にならんでむかえました。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
厳寒げんかん北風きたかぜとにさらされて
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
曰河村元監げんかん。父を意作いさくと云ふ。門人録に「藩」と註してあるから、阿部家の臣であらう。曰酒井安清あんせい。小川吉右衛門の甥である。小川は常陸国府中の城主松平播磨守頼説よりのぶの臣である。曰小林玄端。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
斗滿川とまむがはいへ半町餘はんちやうよところり。朝夕あさゆふ灌水くわんすゐおもむくに、如何いかなる嚴寒げんかん大雪おほゆきこういへども、浴衣ゆかたまとひ、草履ざうり穿うがつのみにて、何等なんら防寒具ばうかんぐもちゐず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
それからシナの楽器の阮咸げんかんと三味線とが同一だとか、そうでないとかいう議論がある。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)