“しぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時雨97.7%
仕組2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだか時雨しぐれそうでございます」と、お兼は縁側をふきながら薄暗い初冬の空をみあげた。「今晩からお十夜じゅうやでございますね」
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さむいでせう、御氣おきどくさまね。生憎あいにく御天氣おてんき時雨しぐれたもんだから」と御米およね愛想あいそつて、鐵瓶てつびんぎ、昨日きのふのりいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「君は幽霊や宙釣ちうづりがうまかつたから、墓石はかいしにも一つケレンを仕組しぐんでみたらうだい。」