“しくん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
使君66.7%
仕組16.7%
嗣君16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これから先、たとえ山をひらいて喰い、石をうがって水を汲むとも、劉皇叔りゅうこうしゅくさまに従って参りとうございます。ついに生命を失っても使君しくん(玄徳のこと)をお恨みはいたしません」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金二分に賣てくれろと小聲こごゑで相談し貴殿が仕組しくんだ所業だはね最早もうをつとを殺されたからはかくさず云が其仕事しごとは權現堂の土手どてで穀屋平兵衞を殺し金迄取て其翌日わたしの方へ來てお前は狼狽うろたへまはり幸手宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「太子には、いたずらに悲しみ沈んでおられる時ではありません。また左右の重臣たちも、なぜ嗣君しくんを励まして、一日も早く治国万代の政策を掲げ、民心を鎮め給わぬか」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)