をこ)” の例文
それをきいたかぼちやのをこつたのをこらないのつて、いしのやうな拳固げんこをふりあげてかからうとしましたが、つるあしにひつからまつてゐてうごかれない。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
なんのおたなものゝ白瓜しろうりんなこと仕出しいだしませう、をこるならをこれでござんすとて小女こをんなひつけてお銚子ちようし支度したく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一人でをこつて、カン/\とたゝ煙管きせるの音も前よりははげしくをぼへた。
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)