“将帥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうすい90.0%
しやうすゐ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全軍の信頼をつなぐに足る将帥しょうすいとしては、わずかに先年大宛だいえんを遠征して武名をげた弐師じし将軍李広利りこうりがあるにすぎない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
と、いまや三軍の将帥しょうすいとしての決戦を期すと共に、自分一個と宿敵尊氏との、最後の対決も明日に迫ッたものと思い、退路の馬上、人知れずくちをかんだ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かたはらなるバルザツク忽ちその語をさへぎつて云ひけるは、「君の我等に伍せんとするこそ烏滸をこがましけれ。我等は近代文芸の将帥しやうすゐなるを」