“しざんけつが”の漢字の書き方と例文
語句割合
屍山血河100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝の陽が峰のうえに昇ったとき、志染川のほとりも、そこここの崖や谷間も、文字どおり屍山血河しざんけつがの惨状をえがいていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さんざんに討ち破られて、北河の岸まで逃げてくると忽然、河濤かとうは岸をうち、蘆荻ろてきはみな蕭々しょうしょうと死声を呼び、曹仁の前後、見るまに屍山血河しざんけつがと化した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屍山血河しざんけつがの激戦をくりかえしたあげく、水ノ手を断たれて、このうるう二月一日落城を見てしまい、楠木方の平野将監以下三十余人は降参して出で、楠木正季は脱出して
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)