“窮地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうち80.0%
きうち10.0%
きゆうち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろん、彼のこうした落ちつきは、彼が幼いころから、窮地きゅうちに立った場合いつも発揮して来たところで、いわば彼の本能であった。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
このとき神通じんづうあらはして、討死うちじに窮地きうちすくつたのが、先生せんせい紹介状せうかいじやう威徳ゐとくで、したがつて金色夜叉夫人こんじきやしやふじんなさけであつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
右京を窮地きゆうちおとしいれた上、吉彌を亡きものにして、京之助に家督をがせる魂膽こんたんをめぐらし、着々それを實行してゐた事を平次に證明されて、今更驚きあきれるばかりでした。