“きゅうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窮地66.7%
旧知16.7%
急馳16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きたしょうへかえれば、軍罰に照らされて首を打たれるは必定ひつじょう。といって戦場にとどまれば、秀吉ひでよしの手におさえられて、生恥いきはじをかかねばならぬ窮地きゅうちに落ちたのでござる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しずたけそうくずれから、敵営てきえい秀吉方ひでよしがたの目をかすめて、やっと世をはなれた竹生島ちくぶしまに、旧知きゅうち菊村宮内きくむらくないをたよってきた——柴田しばた落武者おちむしゃ上部八風斎かんべはっぷうさいの鼻かけ卜斎ぼくさい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
且つ数十頭の遠くより揃うて急馳きゅうちするの勢い盛なるを見、且つ其迅速なるを見ては、実に言うべからざるの大快楽を覚えたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)