“落武者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちむしゃ88.9%
おちむしや11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたして、その日の午後になると、この部落へ、いような落武者おちむしゃの一隊がぞろぞろとはいってきた。各戸かっこの防ぎを蹴破けやぶって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上野の戦争のときに彰義隊の落武者おちむしゃをかくまったというので、寺にも居にくくなって、京都の方へ行ったそうです。
半七捕物帳:25 狐と僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
父樣とうさまさむいから、ひたした手拭てぬぐひで、ひたひこすつて、かたへまはして、ぐしや/\と背中せなかたゝきながら、胴震どうぶるひおよんで、くだん出尻でつちりすわらぬところは、落武者おちむしやが、野武士のぶしがれたうへこと難儀なんぎ
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)