“蹴破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けやぶ95.5%
しゅうは4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただその周囲の処に人がドヤ/″\群集ぐんしゅうして居るだけである。れゆえ大きな声を出して蹴破けやぶって中へ飛込とびこみさえすれば誠に楽な話だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ワッと喊声かんせいをあげて、一同は手に手に、拳銃を持って、飛び出した。扉らしいものを、いきなり蹴破けやぶると、地下室の広い廊下が、現れた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ヨブは信仰によって友を蹴破しゅうはして終るべきではなかった。愛を以て友を赦して終るべきであった。彼はなおこの上学ぶ所があって、ついに愛を以て友をゆるし得るに至らねばならぬ。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)