“きうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木内20.0%
灸治20.0%
窮地20.0%
舊知20.0%
騎打20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾輩も晩年の伯がはなはだお気の毒であったから、いつも傍にいてあげた、君達はたびたび伯から、木内きうちの夢を見たよと云われたことがあるだろう、あれが吾輩の傍にいた証拠だ
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
はた又三月初より又々持病相起、幾度繰返し灸治きうちいたし候得共一向其しるしも不相見候間、自分は不治之しやうと明め居候處、不※も當月六日 主上より侍醫並獨逸醫ホフマンと申者御遣に相成候付
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
このとき神通じんづうあらはして、討死うちじに窮地きうちすくつたのが、先生せんせい紹介状せうかいじやう威徳ゐとくで、したがつて金色夜叉夫人こんじきやしやふじんなさけであつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いま兜町かぶとちやう山一商會やまいちしやうくわい杉野喜精氏すぎのきせいしは、先生せんせい舊知きうちで、その時分じぶん名古屋なごや愛知銀行あいちぎんかうの——うもわたしあま銀行ぎんかうにはゆかりがないから、やくづきはなんといふのからないが
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此の道は左右が谷川で、一騎打きうち何処どっちくことも出来ません。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)