“軽子”の読み方と例文
読み方割合
かるこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樹を切るのは樵夫きこりを頼んだ。山から海岸まで出すのは、お里が軽子かるこで背負った。山出しを頼むと一に五銭ずつ取られるからである。
窃む女 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
一ツは面倒な材木きしな委細くわしい当りを調べたのやら、人足軽子かるこそのほかさまざまの入目を幾晩かかかってようやく調べあげた積り書
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
吉次郎はいつもの通りに、養父と一緒に日本橋へ買ひ出しに行つて、幾笊かのうなぎを買つて、河岸の軽子かるこに荷はして帰つた。
魚妖 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)