“つりて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釣手60.0%
吊手26.7%
釣人13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小僧こぞうや。小「へえ。旦「おとなりいつてノ蚊帳かや釣手つりてを打つんだから鉄槌かなづちして下さいとつてりてい。小「へえ……いつまゐりました。旦「してれたか。 ...
吝嗇家 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
駕籠のうちは、事変の直後、一番使者として江戸を立った早水はやみ藤左衛門と萱野かやの三平が、駕籠の天井から晒布さらし吊手つりてを下げてすがり、頭には白鉢巻、腹にも白布しらぬのを巻いて、乗っていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をりからのたそがれに、しろし、めて、くる/\くる、カカカと調しらぶる、たきしたなる河鹿かじかこゑに、あゆみめると、其處そこ釣人つりてを、じろりと見遣みやつて、むなしいかれこしつきと
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)