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『寒山拾得』
ふりがな文庫
『
寒山拾得
(
かんざんじっとく
)
』
久しぶりに漱石先生の所へ行つたら、先生は書斎のまん中に坐つて、腕組みをしながら、何か考へてゐた。「先生、どうしました」と云ふと「今、護国寺の三門で、運慶が仁王を刻んでゐるのを見て来た所だよ」と云ふ返事があつた。この忙しい世の中に、運慶なんぞ …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
行
(
ぎやう
)
間
(
あひだ
)
抛
(
はふ
)
後
(
うしろ
)
朗
(
ほがらか
)
吊革
(
つりかは
)
後
(
のち
)
正物
(
しやうぶつ
)
箒
(
はうき
)
流行
(
はや
)
髭
(
ひげ
)
騎
(
の
)
遇
(
あ
)
豊干
(
ぶかん
)
角
(
かく
)
袖
(
そで
)
略々
(
ほぼ
)
漱石
(
そうせき
)
二人
(
ふたり
)
家
(
うち
)
大雅
(
たいが
)
兎
(
と
)
代物
(
しろもの
)
題名が同じ作品
寒山拾得
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)