“懸吊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんちょう33.3%
けんてう33.3%
つる33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからこの均衡を、私共は、垂直線上にある重心の上方に懸吊けんちょう点を有する物体が、垂線上から離れるとき、重力によって自ら均衡点に落ち付く所の均衡に、比べることが出来る。
それらかゞやく氷片の懸吊けんてうをふみ
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
すると、その反動で、懸吊つるされている身体からだが、独楽こまみたいに廻りはじめるだろう。勿論それによって、革紐がクルクルよじれてゆく。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)