“難破”の読み方と例文
読み方割合
なんぱ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは海賊かいぞくの仲間にはいっているんだ。船が難破なんぱして、沈んでしまった時、海賊に救われてから、その仲間にはいってしまったんだ。
街の少年 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そして、まねで、昨夜ゆうべふね難破なんぱして、っていたものは、みんなに、貨物かもつはすっかりうみそこにうずもれてしまったことをげました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
三名をのせた小舟は、風浪の途中、便船に拾われ、難破なんぱもせずに、いちど越後柿崎かきざきの港へ寄り、やがて越前の敦賀つるがへ上がった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)