“吊(とふら)” の例文
遠(とほ)き島(しま)は近(ちか)く見(み)え、近(ちか)き船(ふね)は却(かへつ)て遠(とほ)く見(み)え、其爲(そのため)に數知(かずし)れず不測(ふそく)の禍(わざはひ)を釀(かも)して、此(この)洋中(やうちゆう)に難破(なんぱ)せる沈沒船(ちんぼつせん)の船體(せんたい)は既(すで)に海底(かいてい)に朽(く)ちて、名殘(なごり)の檣頭(しやうとう)のみ波間(はかん)に隱見(いんけん)せる其(その)物凄(ものすご)き光景(くわうけい)を吊(とふら)ひつゝ