“吊床”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハンモック66.7%
つりどこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見せて呼んでいる「妻」——読みかけの書物のページに落葉を挾んで木蔭の吊床ハンモックから起ち上る自分——教授の老いたこころに
斧を持った夫人の像 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そこは両側とも拡げられていて、最上後甲板下船室ラウンドハウスと言ってもいいくらいであった。もちろん、やはり天井はごく低かった。が二つの吊床ハンモックつるすだけの余地はあった。
さっそく吊床つりどこにもぐりこんだが、外海へ出ると、怒り狂った大波にもまれるらしく、波の怒号と船腹を打つたきのようなしぶきのたびに、白いペンキを塗った天井が
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)